「NESTA-Senior Fitness Trainer」は高齢者の方が無理なく運動できるような指導ができることを証明する資格といえます。
日本においては高齢化が避けられないこともあり、介護の分野でも運動は取り入れられています。
そのため、高齢者の運動指導ができるというのはパーソナルトレーナーとしても活動の幅が広がるでしょう。
NESTA-シニアフィットネストレーナーの概要
NESTA-シニアフィットネストレーナーの資格はNESTA(全米エクササイズスポーツトレーナー協会)によって発行されます。
同団体はスペシャリスト資格が定めており、各分野ごとにスペシャリストを養成することを目的に活動しています。
そのなかでも「シニアフィットネストレーナー」は中高齢者向けのトレーニング指導スペシャリストであることを認めるもの。
NESTA-シニアフィットネストレーナーの資格取得にあたっては下記の習得が必要となります。
・解剖学・生理学
・中高齢者特有の疾病についての知識(骨粗しょう症、高血圧、認知症など)
・中高齢者に特化したトレーニングプログラムの考案
このような内容でシニア層向けのトレーニング指導方法を学ぶことができます。
NESTA-シニアフィットネストレーナーになるには?
ホームページまたはFAXでお申込み
日程、カリキュラム
2日間、全16時間
申込条件
18歳以上
受講料
NESTAメンバーシップ会員
59,000円(税込み)
非会員
63,000円(税込み)
*FAXによる銀行振込も可能です。
講習会に参加(東京、名古屋、大阪のいずれか)
受験後日に合否結果が届きます。
認定試験について
・テイクホーム方式(4択問題正答率80%で合格)
・講習会終了後にも問題が出題されます。1週間以内に解答を郵送する必要があるため注意が必要です。
NESTA-Senior Fitness Trainerは現場で活かせるのか?
現在のフィットネス業界でシニアフィットネストレーナーの資格だけだと活動は難しいでしょう。
確かに、シニアフィットネストレーナーの資格講座では中高齢者向けのトレーニング指導方法を学ぶことができます。
しかし、日本のフィットネス業界では「ネスタ-シニアフィットネストレーナー」の資格の認知度は低いといえます。
NESTA-シニアフィットネストレーナーは、「NESTA-PFT」のように国際的なライセンスではありません。
例えば、大手フィットネスクラブで業務委託を受ける際の必要資格の中にこの資格が含まれていないことがほとんどです。
したがって、「ネスタ-シニアフィットネストレーナー」の資格だけでは現場の活動に活かせないかもしれません。
基本的なパーソナルトレーナー関連の資格は取得したうえで「シニアフィットネストレーナー」も取得して専門性を高めていくことをおすすめします。
パーソナルトレーナーとして柔軟な対応が求められる時代
パーソナルトレーニングを必要とする方はとても多いものです。
「シニアフィットネストレーナー」のように高齢者に特化したトレーナーも確かに必要です。
中高齢者のトレーニング指導は怪我や特殊な疾患を持った方を相手にする場合もあるため応用力が必要です。
しかし、専門的な知識を身に着ける前に土台となる基礎知識があってこそ幅広いニーズに応えることができます。
基礎力がつけば応用にもつなげることができます。まずは国際的な資格を取得しておくことから始めてみましょう。
そこでおすすめしたいのがパーソナルトレーナー養成スクール。プロ講師からパーソナルトレーナーとして必要な知識だけでなく、現場で役立つスキルやノウハウを吸収できます。
まとめ
・「NESTA-Senior Fitness Trainer」は中高齢者のトレーニング指導ができることを証明する資格
・国際ライセンスではないため、この資格だけでの活動は厳しいかもしれない
・まずは基本的な知識の習得から始めよう
・養成スクールに入って基礎的な知識、実技指導力をバランス良く身につけられる
パーソナルトレーナーとして信頼を得られるほどの知識とスキルを身に着けるためには、プロから直接学べる養成スクールが近道といえるでしょう。
とはいえ、「養成スクールってどうやって選べばいいの?」とわからない方がほとんどです。
そこでYASELABO PROでは、養成スクール紹介をおこなっています。LINEでの相談も受け付けているため、お気軽にお問い合わせください。